地域とともに歩む施設づくり… こッからCOLOR 社会福祉法人こぶしの会

こぶし通信 48号 2019年6月発行

2019/06/19 こぶし通信

雑 感
平成から令和への“時代”の移り変わりにあたって

社会福祉法人こぶしの会 理事長 藤井正紀

 先般世間は、天皇の退位と新天皇の即位に際して、平成から令和への元号が変わることが大きな話題となりました。私自身は、計算や過去の思い出しに便利なので、元号よりも西暦の方が使いやすいと思っており、「こぶし通信」は西暦を使用しています。しかし、役所や公的な文書は元号を使っていますので、こぶしの会は、西暦も元号も両方使っています。
 別の面から見れば、元号は西暦と違い、その元号ごとに時代の〝区切り〟や〝代表する出来事を示す〟面もあります。私自身の経験から見ると〝昭和〟は子供、学生時代や成人、結婚時代ということになり、〝平成〟は教師活動、こぶしの会時代ということになります。
 こぶしの会で見てみると、平成13年の社会福祉法人設立以来、次の平成14年から、平成26年までの約13年間にわたり、「こッから」、「ひまわり」、「ぐうぐうハウス」、「ふゅーちゃー」、「すたぁと」、「かたつむり」、「ここに」等を開設、事業展開を行ってきました。そういう意味では、平成の後半時代はこぶしの会の創設、発展の時代だと言えるかもしれません。
 それでは〝令和〟時代は、こぶしの会にとってどんな施設づくりや施設運営を求められるのでしょうか? こぶしの会は、自分たちの理念として以下の目標を掲げています。
<障害のある人々が主人公>
<仲間ひとり一人が豊かな人生を築いてゆける施設>
<明るい未来をめざして事業と運動を創造する>
<なかま、家族、職員、市民、行政と共同しながら、民主的な運営をはかる>
<ここで生まれてよかったと思える地域づくりを進める>
の五点です。
 〝令和〟という新しい時代を迎えてこれらの理念を改めて思い起こし一層より良い施設づくり、地域づくり、事業運営に励むことが求められていると思います。これらのために、今まで以上にお互いが努力し、より良い施設、地域を作りたいものです。
 最後に私事になりますが、この年度末をもって理事長を辞任したい旨を申し入れています。
 ただ、こぶしの会の規定により、「辞任の承認は、評議員会と理事会の承認を得なければならない」となっており、6月末の辞任となります。
 辞任の理由は、私自身の高齢と、人心一新して新しい時代の施設づくりに邁進して貰いたい、の二点です。本当に長い間ご協力いただき、心より感謝しております。
 新理事長の元でも引き続きこぶしの会へのご鞭撻、ご協力、ご支援をお願いして、ご挨拶に代えさせていただきます。ありがとうございました。

令和元年(2019年)6月1日

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