こぶし通信 19号 2008年7月発行


新たな気持ちで、「良い施設づくりや楽しい生活づくり」を ー平成20年度を迎えてー
                                  こぶしの会 理事長 藤井正紀

 平成14年4月に開所したこッからも早いもので7年目を迎えることになりました。
この間に法律も変わり、こッからだけであったこぶしの会もケアホーム(グループホーム)、居宅サービス事業、幼児と児童関係の療育事業等、事業関係も大きく発展しました。こッからの通所者30名でスタートした契約人数もすべての事業を合わせると200人を超えようになりました。こぶしの会理事長、こッから施設長、家族会会長、こぶし後援会会長も変わりました。そしてこッからの家族会の皆さんや仲間の皆さんこぶしの会で働いている職員の皆さんや多くの後援会員の皆さんも7歳年齢を重ねました。
このような経過を経て今年度がスタートしました。今年度から開所10年目にむけての3年間は様々な取り組みが行なわれます。私たちも歳月や年齢だけを重ねるのではなく、こぶしの会らしい何か新しいものを目指して頑張りたいものです。
国レベルでは、障害者自立支援法の見直しにむけた様々な要望事項や意見が寄せられ本格的な見直しが始まりました。県レベルでは、工賃倍増計画で2万5千円が示され検討中です。市レベルでは地域での施設のあり方や役割をめぐって地域自立支援協議会での議論が行なわれようとしてます。
さて、私たちはこれらを受け今日の状況をどのようにしていけばいいのでしょうか。
今後、法人でも理事会や評議員会を中心に議論をしていきますが、現時点で決まっている事柄や方向性を明らかにしておきます。
1. 法人関係
@ 自立支援金(30万円)の返還と寄付運動の推進。
A 施設の増改築や環境づくりの推進。
2. 施設関係
@ こッからの事業拡張と定員増の検討。
A 生活介護事業と就労移行事業の中身つくりと新たな事業展開。
3. きょうされん関係
@ きょうされん運動を中心に多くの会員やきょうされん応援部隊の確立。
A 当事者活動の組織化。
B 物品販売や映画「ふるさとをください」上映運動など宣伝や事業活動の重視。
4. 他団体関係
@ 他の障害者施設や団体とのネットワークづくり。
A 地域住民や地域組織への参加。
5. その他
@ 家族会や後援会との協力関係の維持と更なる発展。

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